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【薬食審一般薬部会】女性専用の頻尿治療薬など4種類のスイッチOTC承認へ

2007年09月11日 (火)

関連検索: 薬事・食品衛生審議会 一般用医薬品部会 女性専用 頻尿 スイッチOTC

 薬事・食品衛生審議会の一般用医薬品部会が開かれ、女性専用の頻尿治療薬と、去痰成分のアンブロキソール塩酸塩を既存のかぜ薬に配合したスイッチOTC化品目を、承認して差し支えないとした。薬事分科会に報告する。内容は次の通り。

 女性専用の頻尿治療薬(内服薬)は、スイッチOTCであるフラボキサート塩酸塩が有効成分で、販売名は「マイセルフコーワ女性用」「レディガードコーワ」(申請者=興和)。効能・効果は「女性における頻尿(排尿回数の多い)残尿感」

 頻尿治療剤としては既にハルンケア(大鵬薬品)があるが、女性用に限定し、スイッチOTCとして認められたのは同品が初めて。女性用とされたのは医療用において「下部尿路に高度の通過障害のある患者」が禁忌とされているため、前立腺肥大症患者の服用を避ける措置。3年間の安全性等に関する製造販売後調査が承認条件。

 既承認かぜ薬の有効成分に、去痰剤であるアンブロキソール塩酸塩(スイッチOTC成分)を配合した内服薬の販売名は、「エスタックイブファイン」など16品目(エスエス製薬)、「新パブロンSG錠」など8品目(大正製薬)、「新パブロンエース錠」など6品目(同)となっている。

 いずれの製品も、効能・効果は「かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和」で、3年間の安全性等に関する製造販売後調査が承認条件。

■報告品目も了承

 また部会では、次の品目の報告も行われた。

 ◇イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン(販売名=リファインほか9品目、申請者=第一三共ヘルスケア):イブプロフェン(50mg)とイソプロピルアンチピリン(150mg)の組み合わせが新規の内服薬。効能・効果は「頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽頭痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱」

 ◇小清竜湯エキス(新カコナミン小青竜湯2<鼻かぜ・鼻炎用>など3品目、新生薬品工業):1日3回(1回30mL)の用法を、1日2回(1回45mL)に変更した内用液剤。効能・効果は「鼻かぜ、鼻炎の諸症状(くしゃみ、鼻水、鼻閉、水様性の痰、せきなど)」

 ◇葛根湯エキス―ビスベンチアミン―酪酸リボフラビン―Lアスコルビン酸ナトリウム(カコナミンBC顆粒2など3品目、新生薬品工業):葛根湯エキス(満量処方)にビタミン類を一般用医薬品の既承認の範囲内で配合した内服薬。効能・効果は「感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み」

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