“関連検索: 厚生労働省 薬事・食品衛生審議会薬事分科会 コンサータ錠
厚生労働省医薬食品局は、3日の薬事・食品衛生審議会薬事分科会で報告扱いとなっていた注意欠陥/多動性障害(ADHD)治療用薬「コンサータ錠」(製造:ヤンセンファーマ)について、処方や流通を厳格化する対策を講じることを決めた。
乱用が社会問題化、現在流通管理策を検討している中枢神経興奮剤「リタリン」(製造:ノバルティスファーマ)と、同じ有効成分である塩酸メチルフェニデートを用いているため。同局は、コンサータを製造するヤンセンに対し、関係学会と協議の上で対策を検討するよう指示。その上で、両剤に対する処方や流通の管理策を10月17日に医薬品第一部会で審議し、対応を決める。
そのため、3日の分科会に報告された15品目のうち、コンサータ錠だけが承認してよいとの結論には至らなかった。しかし同局によると、分科会では有効性と安全性、品質面では問題ないとされており、正式承認となれば、ADHD治療薬としては国内初となる。
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