TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【タミフル】脳への影響は低い‐中外製薬が非臨床試験を報告

2007年10月30日 (火)

関連検索: タミフル 中外製薬

 タミフルの脳への影響を調べた4非臨床試験の成績が、厚生労働省医薬食品局の「リン酸オセルタミビルの基礎的調査検討のためのワーキンググループ(基礎WG)」に、中外製薬から報告された。4試験はロシュが実施したもので、いずれの試験も、タミフル投与と異常行動との因果関係は否定される結果だった。WGでは今後、残りの試験の結果報告を受け、今冬のインフルエンザシーズンまでに最終判断し、それを受け、薬事・食品衛生審議会の部会が安全対策をまとめる予定。

 報告された非臨床試験は、▽脳内での暴露に関連する能動輸送過程(トランスポーター)に関するin vitro試験▽脳内のカルボキシエステラーゼ1(hCE1)による未変化体の代謝(エステル加水分解)に関するin vitro試験(脳組織)▽ラットにおける脳、脳脊髄および血漿中濃度の測定▽中枢神経作用に関するバインディング・アッセイ””の四つ。

 試験は、タミフルの代謝物の脳内吸収を主に調べたもので、その結果、タミフルが脳に影響を及ぼす可能性は低いとしている。また、中枢性作用に関する受容体とのバインディング・アッセイでも、タミフルが持つノイラミニダーゼ阻害作用に特別な問題は認められなかった。

関連検索: タミフル 中外製薬



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術