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2025年に向けた万全の準備を

2016年8月26日 (金)

 2025年の前、まずは4年後の2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催される。今回のリオ五輪では、日本の大躍進に国内外が騒然となった。

 日本オリンピック委員会によると、メダル獲得数は金12、銀8、銅21の計41個と過去最多を記録し、国別でも米、英、中、露、独に次ぐ6位にまで順位を上げた。メダル獲得が至上命題ではないが、やはりメダルがあるのとないのでは、選手に限らず国民の気持ちは雲泥の差だ。体操王国を見せつけ、お家芸の柔道も復活を遂げたほか、レスリング、特に女子では6階級中4階級で金を独占した。水泳とバドミントン女子ダブルスも金に輝いた。

 金メダルだけが感動を与えたわけではない。トラック競技で初めて銀メダルに輝いたのは400mリレー、水泳やレスリングでも5個、卓球男子団体、柔道100kg超級も初めて銀を獲った。21個の銅メダルでは、テニス男子シングルスで錦織選手(96年ぶりのメダル)、卓球男子シングルスの水谷選手、競歩50km、カヌーでも初めてメダルを獲った。日本ではメジャーでない競技でも世界に通用する選手がいることを知らせたことは高く評価される。

 閉会式では次期開催地の日本・東京をPRするパフォーマンスで、安倍マリオの出現に驚いた人も多かろう。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに期待する声が多い。期待を裏切らないためにも、あと4年間で周到に準備を進めなければならない。

 さて、そこから5年後、本題の2025年について。この年は言わずと知れた全ての薬局を「かかりつけ薬局」にする目標年である。これまでの立地から機能を重視した大再編が行われる。

 15年10月の「患者のための薬局ビジョン」でかかりつけ薬剤師・薬局が示された。かかりつけ薬局の基本機能は、服薬情報の一元的・継続的把握、24時間対応・在宅対応、医療機関等との連携の三つであり、これに加えて、国民の病気の予防や健康をサポートする機能を備えた薬局が、文字通り「健康サポート薬局」である。

 健康サポート薬局の要件は、3基本機能のほか、地域での連携体制構築、健康サポートの取り組み、要指導医薬品等・衛生材料・介護用品等の取り扱い、相談窓口の設置、薬局内外への表示、土日の一定時間開局、そして関連研修を修了した実務経験5年以上の薬剤師常駐である。日本薬剤師会・日本薬剤師研修センターや日本保険薬局協会などで研修が始まったほか、日本薬剤師会は4日、適正運営に資するようQ&Aを提示するなど準備を進めている。

 日本にとって2020年の準備も大事だが、国民、業界にとって2025年に向けた対応は非常に重要な意義を持つ。薬剤師・薬局の意識変革と積極的な取り組みが求められている。




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