日本CSO協会の調査によると、2023年の稼働コントラクトMR(CMR)数は4089人と、14年以来9年ぶりに4000人を突破した。22年より452人増、12.4%増の高い伸びを示し、海外新興バイオファーマによる活用が増加の一因となったと説明している。同協会は、CMR需要の一つであったコロナ関連製品の需要が一段落することで来年はやや減少から横ばいを見込むも、海外新興バイオ企業による需要は高まると見ている。
調査は同協会が毎年10月1日時点の加盟各社のCMRの稼働状況などを集計しているもの。過去最高のCMR数は14年の4148人で、23年はそれに次ぐ多さとなった。CSO活用企業数は前年から30社増えて185社に拡大したことが要因で、全MR数に占める会員5社のCMR数の割合(アウトソーシング率)は前年から1.2ポイント増の8.2%と、3年連続で過去最高を更新した。主力品の強化、新製品等の上市、市販後調査での活用が多い。
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