◆17日間にわたり熱戦が繰り広げられたパリ五輪が閉幕した。無観客開催の東京五輪と対照的に、会場を埋め尽くす観客の歓声が上がる光景を見ると、パンデミックが発生しなかった場合の3年前を想像した人も少なくないだろう
◆コロナ禍の真っ只中に首相に就任した岸田文雄氏が9月の自民党総裁選に不出馬の意向を示した。3年ぶりの首相交代により「政治の季節」に突入したが、誰が新しいトップになっても、与党に対する激しい逆風の中でのスタートを覚悟しなければならない
◆現政権はコロナワクチンや治療薬の確保などに注力した一方、医療現場における医療用医薬品の供給不安の影響がより深刻になり、ドラッグラグ・ロス問題も課題として残った。新たな首相には、医療現場や製薬業界に耳を傾ける考えがあるか注目したい
◆創薬力向上に向けた政策目標が継続されるかが重要な焦点になる。新首相には政策目標を絵に描いた餅にしないよう五輪で奮闘した日本人選手のように欧米と渡り合える創薬国の実現に力を入れてほしい。
新首相に注目
2024年08月19日 (月)
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