◆近隣に医療機関のない住宅地で数年前に薬局を立ち上げた薬剤師から、外来患者の院外処方箋を獲得できずに苦労する中で、個人宅の在宅医療に活路を見出したと聞いた
◆1回の訪問で多数の患者に対応できる高齢者施設の在宅医療に比べて、1軒ずつ訪問する個人宅の在宅医療は手間がかかるため、敬遠されやすい。その地域では個人宅の在宅医療に対応する薬局は少なく、新参薬局でも受け持つ患者数を増やせたという
◆採算が悪いとされる個人宅の在宅医療も、地域で担当する患者数が多くなれば効率良く訪問できるようになり、黒字で運営できる。「今は競争が少なく、食い込める機会がある」とその薬剤師は語る
◆ただ、この状況がいつまで続くのかは分からない。訪問看護の領域では既に、個人宅の在宅医療患者を確保する競争が激しくなっているようだ。将来の競争激化を踏まえて今、地域で医師や多職種とのつながりを作って足場を固めた薬局が、資本の大小を問わず、その後も地域で支持され続ける未来が見えてくる。
個人宅在宅医療で拓く薬局経営
2025年04月28日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿