富士フイルムは26日、同社の機能性表示食品「メタバリアEX」「メタバリアプレミアムEX」の一部ロットに使用している原料に、医薬品成分「エフェドリン」が誤って微量混入したとの連絡が、原料販売元であるタカマからあり、自主回収をすると発表した。
「エフェドリン」は、葛根湯など市販の風邪薬に含まれている医薬品成分。調査の結果、混入した可能性がある「エフェドリン」の量は、市販の風邪薬に含まれる量の10万分の1未満と分かった。これは極めて微量で、健康への影響はないと考えられ、同事案に起因する健康被害の報告はないものの、ユーザーに安心して商品を使用してもらうことを第一に、対象商品を自主回収する。
なお、同社は2022年11月以降、タカマの原料は使用していない。
対象商品は、
▽メタバリアEX:袋タイプ(240粒、120粒、112粒、56粒、40粒)、ボトルタイプ(720粒、240粒)、個包装タイプ(8粒)で、賞味期限「25.06」「25.07」「25.08」「25.09」
▽メタバリアプレミアムEX:袋タイプ(240粒、120粒、112粒、40粒)、ボトルタイプ(720粒、240粒)、個包装タイプ(8粒)で、賞味期限「25.06」「25.07」「25.08」
対象賞味期限の商品を持つユーザーは、▽同社の問い合わせ専門窓口まで連絡し、同社が引き取る▽ユーザーから同社へ送料着払いで返送――のいずれかで回収する。後日、同社から代替品が送られる。
送付先は、〒417-0801静岡県富士市大淵2261-6ロジスティード中部静岡東営業所内、富士フイルムヘルスケアラボラトリー品質管理係。
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