
厚生労働省の間隆一郎保険局長は1日、専門紙の共同会見に応じ、2026年度薬価制度改革の方向性について「創薬イノベーションと医薬品安定供給を間違いなく進めていく必要がある」と述べた。医療従事者の賃上げ相当分を薬価で評価する方法は否定しつつ、「創薬・安定供給が薬価上の算定により配慮されることで賃上げにつながっていくのではないか」との見解も示した。
間氏は就任に当たって、「政治状況に動きがある中において予算・法案で対応するには、より広いウイングで賛同が得られるよう案を練る必要がある」と抱負を述べた。26年度薬価制度改革の方向性については、「24年度改革で創薬イノベーションと安定供給への対応を進めたが、関係者の意見を聞きながら、より良いものにしていく。既に中央社会保険医療協議の第1ラウンドで様々な立場から意見をもらっているので、議論をサポートしたい」との考えを示した。
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