厚生労働省の医薬品等行政評価・監視委員会が10日に開かれ、エフェドリンなど乱用等の恐れのある医薬品6成分について、一般用医薬品の成分から除外するよう求める声が上がった。厚労省は「製造販売業者からの申請がなければ困難」との見解を示し、「必要に応じて販売区分変更等に関して、薬事審議会の意見を聞きながら検討したい」とした。
この日の委員会では、5月の医薬品医療機器等法改正により、乱用等の恐れのある医薬品を含有する一般用医薬品を指定乱用防止医薬品として法令上位置づけ、他店舗での購入状況確認など、販売対策を厳格化したことなどを厚労省が説明した。現行の指定乱用防止医薬品として、エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンの6成分が指定されている。
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