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【北海道科学大薬学部】バーチャル解剖台を導入‐人体の構造、立体的に理解

2025年09月30日 (火)

 北海道科学大学薬学部は、バーチャルに人体を視覚化できるデジタル解剖台「アナトマージ・テーブル・クリニカル」を導入し、教育現場での活用を進めている。2024年度に薬学部同窓会「北薬会」から寄贈されたもので、25年度からの講義等へのアナトマージの導入は全国の薬学部で初の試みとなる。これまで同大薬学部では、機能形態学などの講義で模型を使って人体の器官を学んできたが、アナトマージの導入により、学生は臓器や器官を実際に切ったり動かしたりする感覚で立体的に理解できるようになったという。今後はアナトマージを学生の講義にとどまらず、薬剤師の卒後教育にも活用していきたい考えだ。

バーチャル解剖台では人体の構造を3Dで視覚的に理解できる。右から3番目が加納教授

バーチャル解剖台では人体の構造を3Dで視覚的に理解できる。右から3番目が加納教授

献体データ、高精細に再現‐手を動かし、触れて学ぶ

 アナトマージは、実際の献体を高精度で3D化したバーチャル解剖台。実物大のタッチスクリーンを備え、人体の断面を自在に切り替えながら切開し、臓器の位置や構造を視覚的に把握できる。学生は正中断面や矢状断面などの向きで操作しながら、人体の構造を立体的に理解でき、従来の模型や標本では難しかった臓器や器官の位置を直感的に学ぶことが可能となった。


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