村田学術振興・教育財団[理事長村田恒夫氏(村田製作所相談役)]は8日、2023年から関西地区限定で開始した「モノづくり・STEAM教育助成」について、25年募集から対象を全国の高等学校・高等専門学校・中等教育学校(後期課程)へと拡大し、支援規模も拡充すると発表した。
同財団は、生徒の理工系分野への関心を高めることや、自らの発想で世界を変革できるような人材育成の一助として、学校現場のSTEAM教育実践を支援するため、23年から教育助成事業を開始している。
第1回・第2回は、関西地区を対象に実施し、探究活動の活性化、実験・製作環境の整備、授業での活用への広がりなどの成果を確認した。こうした成果を踏まえ、当初計画に沿って25年募集から対象を全国へ展開する。また、昨年度(24年募集)実績と比べ、採択件数は33件から81件へ約2.5倍、助成総額は3577万円から8180万円へ約2.3倍に拡大している。
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