◆介護現場では、「きつい・汚い・危険」の3Kが課題とされてきた。最近、新たに浮上しているのが「くさい」という四つ目のKである。小林製薬の調査によると、介護者の64%、被介護者の52%が臭いによってストレスを感じていることが明らかになった
◆尿臭、便臭、体臭など、日常的に発生する臭いは指摘しづらく、聞きづらいセンシティブな問題。良好な関係性があっても口に出しづらく、介護者・被介護者の双方にもやもや感を生み、心理的な負担となっている
◆介護者は掃除や換気、消臭剤の設置などで間接的に対処しているようだが、根本的な解決には至っていない。施設介護では臭いに慣れてしまう傾向もあるが、家族や新しい職員には強い違和感となることもある
◆臭い対策商品の進化や環境改善の取り組みが進むことで、臭いという見えない壁を乗り越えることが、より良い介護の第一歩となるのかもしれない。介護現場での臭いの問題にも目を向け、誰もが心地良く過ごせる環境づくりに取り組むことも必要だ。
介護は4K時代に
2025年11月14日 (金)
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