
検査センター内部の様子
日立ハイテクは14日、韓国の大手検査センターSeegene Medical Foundation Seoul (シージェン・メディカル・ファウンデーション・ソウル:SGMF)に検体検査自動化システム「LABOSPECT TS」納入し、昨年10月8日に稼働を開始したと発表した。同システム導入によって、日立ハイテクは今後も成長が続く韓国の体外診断市場における検体検査需要に応え、デジタル技術とイノベーションを通じて、人々のQOL向上とウェルビーイングの実現に取り組んでいく。
SGMFは1990年医療機関向けに診断検査、分子診断検査、病理検査、研究検査などの受託検査サービスを提供する臨床検査センターとして設立され、現在は韓国国内に五つのラボラトリーを有する大手検査センター。
検体検査の全自動化は、2017年に納入した基幹ラボラトリー検体検査自動化システムで本格的にスタートしたが、近年の急激な検体数の増加に伴い処理能力に不足が生じたことから、SGMFの基幹ラボラトリー更新プロジェクトの一環として、20年に検体検査室構築プロジェクトが始まった。
日立ハイテクは、同プロジェクト開始当初からワークフロー分析を実施すると共に、現場で検査業務を担うユーザーと最適なシステムのあり方をについて議論を重ねてきた。どの結果、検体の遠心分離などの前処理作業を高速かつ自動で行う「LABOSPECT TS」6セット、検体に含まれる酵素、蛋白質やその代謝物など各種物質の測定を高い処理能力で行う「LABOSPECT 008α日立自動分析装置」6セットを中心に、他社分析装置をも巻き込んだシステムレイアウトでワークフローを最適化し、再検査作業を自動化するシステムを構築した。同システム規模はアジアでも最大級となる。
さらに、現場のユーザーのノウハウ・ナレッジと、長年、検体検査分野で日立ハイテクが培ってきたノウハウ・ナレッジを組み合わせ、複数システムを効率的に運用するデジタルソリューションを構築することで、SGMFで実施する検査に即した高い実行処理能力と効率化を両立、現場で働くユーザーの残業時間削減するなど、生産性向上を実現した。
SGMFの理事長からは、「SGMFが韓国検査センターにおいてNo.1の検査数を誇るまで成長できたのは、日立の自動化システムがあってこそ」との高い評価を得ている。
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