明治と富士通は2月から6月まで、将来の低栄養・フレイルリスクを予測する世界初の指標「rRAFU(アールラフ)」の社会実装に向けた実証実験を、神奈川県川崎市在住の60歳以上の市民を対象に開始する。実証実験では、富士通の持続可能な健康管理をテクノロジーで実現するAIによる行動変容を支援するサービスに「rRAFU」を実装したセルフケア支援アプリを活用し、参加者のフレイル予防における「rRAFU」と行動変容の促進の有効性を検証する。
「rRAFU」は、簡単な質問に回答するだけで、将来(約2年後)の低栄養・フレイルリスクを把握できる指標。低栄養・フレイルリスクと関連の深い栄養関連・食事状況・身体活動・食関連QOLの4領域、計13項目の質問から構成されており、回答結果に基づく合計スコアによって、潜在的な低栄養・フレイルリスクの有無を評価する。同指標は、女子栄養大学の新開省二教授を中心とした関係機関による研究を通じて開発された。
「rRAFU」を実装したセルフケア支援アプリは、富士通のAIを活用した行動変容を支援するサービスを基盤に、将来の低栄養・フレイルリスク評価指標「rRAFU」を組み合わせている。参加者は、「rRAFU」の質問に回答し、その結果を通じて自身の将来のフレイルリスクを把握すると共に、アプリが提案する食事や運動などの生活改善プランを自ら選択し、日常生活の中で実行・継続することができる。
同アプリは、富士通のAI技術を活用することで、参加者自身が行動の記録や振り返りを通じて、無理なくセルフケアに取り組める仕組みを提供する。
実証実験の対象者は、川崎市在住の60歳以上の男女で、約240人。今回の取り組みでは、「rRAFU」による評価とその結果のフィードバックを行い、さらに生活改善プランを提供することで、フレイル予防に関する行動変容の促進の有効性を検証する。
参加者は評価結果を踏まえ、食事や運動などの生活改善プランの中から取り組みやすい内容を自ら選択する。富士通のAI技術によって、参加者個々の活動特性に応じて、生活改善プランの実施をメールで促すことで、日常生活の中で無理なく実行および継続を支援する。
明治は、将来の低栄養・フレイルリスク評価指標「rRAFU」を提供すると共に、評価結果を生活改善につなげる仕組みの検討および実証全体の企画を担う。富士通は、AI技術を活用したアプリの構築および運用を担当する。
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