
特任教授を併任する石澤氏(左)と特任助教の小川氏(同講座提供)
病院薬剤師の偏在を背景に、徳島県で大学に寄附講座を設けて薬剤師が地方の病院に出向く異色の取り組みが始まった。県内の関係者は、県南部の那賀町立上那賀病院で今春以降、退職に伴い薬剤師数がゼロになりかねないとの予測を受け対策を協議。那賀町の拠出資金をもとに、徳島大学が4月1日付で寄附講座を設置した。現在、同講座の特任助教を務める薬剤師1人が週の大半を上那賀病院に出向いて業務を担っている。地域医療の課題解決や薬剤師の役割をテーマに研究も進める計画だ。
寄附講座の名称は「地域医療薬学分野」。徳島大大学院医歯薬学研究部に設置され、期間は2028年3月末までの2年間。特任教授は、同部臨床薬理学分野教授で徳島大病院薬剤部長の石澤啓介氏が併任し、特任助教には薬剤部で病棟業務のマネジメントを担当していた小川敦氏が就いた。
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