日本ゼオンはこのほど、CVCを運営する米国の子会社Zeon Ventures Inc.を通じ、米国ニュージャージー州プリンストンを拠点とする腸内マイクロバイオームを活用した医薬品開発企業Kanvas Biosciences(Kanvas社)へ投資を行った。同社はこの投資を通じ、マイクロバイオーム領域に関連する新たな事業機会の探索を進めていく。
Kanvas社は、腸内マイクロバイオームを用いた医薬品の開発・製造を共に手掛ける世界初の創薬スタートアップ企業。同社は、腸内マイクロバイオームと宿主細胞(腸管上皮細胞など)の関係性を明らかにする独自技術を有しており、これにより、数百種類の多様な微生物からなるマイクロバイオーム混合物を用いた医薬品の製造、および大腸における薬効の可視化を可能にしている。
この技術は、マイクロバイオーム医療を「研究上の可能性」から「再現可能で製造可能な治療薬」へと進化させるものとして期待されており、ゼオンはKanvas社への投資を通じ、マイクロバイオーム関連市場における新規事業機会の探索を進め、将来的な事業ポートフォリオの強化につなげていく。
ゼオンは、中期経営計画STAGE30で「モビリティ」「医療・ライフサイエンス」「情報通信」「GX」を成長4分野と定めている。今回の投資は、このうち医療・ライフサイエンス分野における取り組みをさらに前進させるもので、今後もスタートアップ投資や事業共創を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献していくとしている。
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