スウェディッシュ・オーファン・バイオビトラム(Sobi)日本法人は、全身型若年性特発性関節炎(sJIA)と成人発症スチル病(AOSD)の初期治療向け新薬「キネレット皮下注100mgシリンジ」(一般名:アナキンラ遺伝子組み換え)を8月20日に発売した。同剤の開発は、関連学会が要望し、厚生労働省が同社に要請して実現した。同社が7日に開いたセミナーで講演した東京科学大学・聖マリアンナ医科大学の森雅亮教授は、同剤が治療選択肢に加わった意義について「特に小児期の場合、(ステロイド薬の)グルココルチコイド(GC)の長期使用による成長抑制や骨が脆くなるといった副作用が出る前にキネレットを使うという選択が可能になっていくのではないか」と期待を寄せた。
sJIAとAOSDは、IL-1やIL-6が大量に産生されて炎症が起こる。治療には、非ステロイド性抗炎症薬、GC、生物学的製剤、免疫抑制薬の4種類が使われる。生物学的製剤としては、ノバルティスファーマの「イラリス」(一般名:カナキヌマブ遺伝子組み換え)、中外製薬の「アクテムラ」(一般名:トシリズマブ遺伝子組み換え)がある。
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