TOP > 無季言 ∨ 

安心して暮らせる社会

2007年01月29日 (月)

◆「安心して暮らせる社会が必要だと思う。希望が持てる社会づくりをやっていきたい」。薬害エイズ事件被害者の川田龍平さん(31歳)が参院選への出馬を表明した。その際こう訴えた。当たり前の主張と言えばそうだが、あえて声高に言わなければならない世情は考えたい
◆安心や信頼を裏切られた被害者としての心情はある。川田さんは、それだけではなく「お金、企業利益を優先する社会では、再び薬害、事件、事故が起きてしまう」と不安を口にし、尼崎脱線事故、マンション耐震偽装事件、増加する自殺者に心を痛める。最近では不二家事件が起きた
◆大学で講師を務めているが、学生が生活のためにアルバイトに追われ「学校に行きたくてもいけない、勉強をしたくてもできない」状況があると、背景の経済の疲弊ぶりを嘆く
◆この「惨状」から救うには「人権、いのち、平和という国の基本的なところを守っていくことが必要」と言う。全てに同意できるわけではないが、人や命がないがしろにされているとの危機感には同意できる。どんな国をつくるにせよ、人を大切に、命を大切にと、わざわざ言わなければならない国は悲しい。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術