◆山形弁を巧みに操るタレント、ダニエル・カール氏の講演を聴く機会があった。3月11日、東京で東日本大震災に遭遇したカール氏は「在日外国人は情報不足に陥っているのでは」と考え、ツイッターを通じ英語で情報を発信し始めたという
◆津波に原発事故、停電……。テレビやラジオでの発表内容を翻訳し、寝ずに1日数千件の情報を発信し続ける毎日。ツイッターのフォロワーは10倍に増えた。ある日、「日本から脱出した方がいい」との声が周囲の外国人から聞こえてきた
◆彼らは衛星放送で海外メディアから情報を仕入れていた。カール氏が見ると大げさでデタラメな報道ばかり。頭にきたカール氏は「ストップ・ザ・ヒステリア」と題し、危機感をあおる報道を中止するよう、YouTubeで海外メディアに訴えかけた
◆カール氏によれば、日本に特派員を置く海外メディアが減少し、このような事態になったとのこと。対象に十分に迫らないと正確な情報は発信できない。報道する側として、その姿勢を改めて問われた気になった。
ダニエル・カール氏の講演で
2011年11月04日 (金)
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