
東京中央区京橋1丁目の「實母散」発祥の地に昨年建立された創業300年記念碑
喜谷實母散本舗・キタニは1713(正徳3)年に創業した。「實母散」は、女性の体に優しい和漢薬として更年期障害、血の道症、月経不順、冷え症等に悩む人々に愛用され続け、昨年、同社は節目となる300周年を迎えた。“本業を大事にする”という考えのもと、一歩一歩着実に歩みを進め、300年という歴史を積み上げてきた。その考えは今後も変わることなく、厳しい社会環境の中にありながらも、實母散と共に新たな時代へ踏み出していく考えだ。
300年という非常に長い歴史の中には、いくつものターニングポイントが存在した。その一つがまさに300年前の創業時になる。隣家の難産の婦人の起死回生を助けた妙薬が「實母散」と命名され、広く世間に発売されることとなった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。