◆厚生労働科学研究班が専門薬剤師制度を整備するための指針をまとめた。目指すべき専門薬剤師の姿を明確に示し、研修プログラムを作成して共通目標を設定すること等により、専門薬剤師の質の担保を図ることを狙いとしている。「認定」薬剤師については、学会等の団体が多数の制度を立ち上げ、既に約20領域と専門薬剤師制度を上回っている状況だ
◆今回の指針は、まず専門薬剤師制度から研修プログラム等の統一化を目指し、社会の理解が得られる質を担保していくもの。実際に最近、認定薬剤師制度が乱立している面は否めず、加えて薬剤師関連学会も多く立ち上がっている
◆しかし、学会も認定薬剤師制度も、似たような内容や具体像に乏しいものが見受けられる。認定薬剤師制度や研修会を立ち上げることで収入源としたい思惑も見られ、大学や病院関係者の懸念を招いていた
◆専門、認定制度とは何のためにあるのか。自己研鑽面もあるが、本当に患者の薬物療法の安全、安心に役立てるものなのかどうか再考が必要な時期に来ている。
何のための専門、認定制度か
2014年05月09日 (金)
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