
塩野義製薬は、コンシューマーヘルスケア事業を担う100%子会社「シオノギヘルスケア」(本社大阪市、従業員数約80人)を設立し、4月から本格的な営業をスタートさせた。新会社では、超高齢社会のニーズに応えるため、医療用のアセットなども活用し、事業領域を強化・再構築し、「セデス」や「ポポンS」などの主力製品を中心に、痛み・オーラル・健康増進・感染──の4領域を柱として展開していく構えだ。シオノギヘルスケア代表取締役社長の平野格氏に、今後の展望を聞いた。
創薬型製薬企業としてグローバルに成長を目指す塩野義製薬では、国内高齢化に伴う社会保障費の高騰、健康寿命の延伸への対策などの環境変化から、セルフメディケーション領域の今後ますますの重要性の高まりを認識。平野氏は「これらに柔軟に対応するためには(コンシューマーヘルスケア事業における)高い機動力と迅速な意志決定が必要と考えた」と会社設立の狙いを強調する。
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