
薬王製薬(本社奈良県)は、弱った体の消化吸収機能を整え、回復力を補うことによって、早く治したいかぜに効く漢方処方の医薬品「医王湯エキス錠」(第2類医薬品)を発売した。
日本では年間12万人近くの人が肺炎で亡くなっているが、その多くを65歳以上の高齢者が占めている。高齢者は全体的に抵抗力が弱まっているため、かぜをひきやすく、重症化して肺炎などを起こしやすい。また、かぜをひいても食欲不振や元気がないなど漠然とした症状しか出ず、気づいた時には重症化していることがある。かぜが流行する都度、高齢者やその家族は「かぜが早く治ってほしい」との不安を感じており、その不安を解消することを目指して開発された。
「医王湯エキス錠」は、消化吸収機能を整えて回復力を補い、免疫力と体力をアップさせ、総合かぜ薬にプラスすることでかぜを早くすっきり治せる。また、体力が低下しがちな高齢者をはじめ、働き盛りのミドル世代から若年者まで、「かぜをひきやすい」「かぜをひきたくない」「かぜを早く治したい」といった人に最適なかぜ薬。
人参、黄耆、白朮、柴胡、当帰、升麻、陳皮、生姜、大棗、甘草の10種類の生薬で構成され、免疫力を高めて、かぜを早く治すかぜの回復期に処方する代表的な漢方処方「補中益気湯」を用いている。飲みやすく、携帯にも便利な包装に工夫しているほか、眠くなる成分を含んでいないので、仕事中や車を運転する場合も心配ない。税別希望小売価格は、36錠(6錠×6包)830円。