医療用医薬品を販売する製薬企業の2018年世界売上ランキングで、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が12.3%増の525億ドルとトップに浮上したことが、IQVIAの調べで明らかになった。2位にはスイス・ノバルティス、3位に米ファイザーが続き、アイルランドのシャイアーを買収した武田薬品は、統合前で13位となった。製品売上ランキングでは、抗TNF-α抗体「ヒュミラ」が10.8%増の254億ドルと、歴史的なトップ製品の立場にありながらも大きく成長している。日本発医薬品では抗PD-1抗体「オプジーボ」が7位に躍り出た。

J&Jは前年から二桁成長を達成したほか、ノバルティスは5.0%増と売上を伸ばし、上位2社が売上500億ドル企業となった。3位のファイザーは1.2%減の490億ドルと失速した一方、スイス・ロシュが8.4%増の451億ドルと4位となった。
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