日本薬剤師会は5月27日、保険調剤の動向「2019年度調剤分(全保険・速報値)」を公表した。処方箋受取率(医薬分業率)は前年度に比べ0.9ポイント増の74.9%となった。受取率は全ての都道府県で前年度から増加。分業率80%以上も9県から10県に増えており、安部好弘副会長は「上振れしている状況が見てとれる」とした。
都道府県別の受取率を見ると、前回調査で9県だった「80%以上」は、北海道(82.3%)、青森(85.4%)、岩手(85.6%)、宮城(84.3%)、秋田(88.9%)、東京(80.3%)神奈川(84.2%)、新潟(85.1%)、島根(81.6%)、佐賀(82.2%)の10道県に増えた。一方、前回は4県だった「60%未満」は、福井(53.9%)、和歌山(57.3%)の2県に減った。
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