
バイエル薬品のハイケ・プリンツ社長は16日、都内で記者会見し、2020年の売上高は前年比5.1%減の2992億円(薬価ベース)と減収となったものの、「考えていた目標は達成できた」と説明した。当初から薬価改定や後発品によるシェア浸食などの影響を受けるとして、減収を予想していた。21年は複数製品の上市を見込んでおり、成長軌道に乗せる考え。
国内製薬企業の売上ランキングでは、前年に引き続き第10位にランクイン。20年の主要製品売上高は、経口抗凝固薬「イグザレルト」が3.9%増の793億円、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」が6.9%増の773億円、子宮内膜症に伴う疼痛改善薬・月経困難症治療薬「ヤーズフレックス」が57.9%増の107億円と引き続き成長したが、全体では減収となった。
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