日本薬剤師会の山本信夫会長は4月28日の定例会見で、規制改革推進会議で議論された調剤の外部委託と処方箋40枚当たり薬剤師1人の規制見直しについて言及。「議事録が公開されていないため、どのような話がされたのは分からない」とした上で、「われわれは自分たちの業務をどのように質を高めるか不断の見直しを行っている。調剤の外部委託については意見が異なるので賛成するわけにはいかない」と容認できないとの考えを示した。
4月20日の規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループで、ファルメディコの狭間研至社長が調剤の外部委託と処方箋40枚当たり薬剤師1人の規制見直しを要望した。対物業務の推進に向け、機械化やICT化、非薬剤師の育成と活用などが求められる一方、中小薬局では設備投資が難しく、調剤の外部委託が必要と訴えた。調剤の外部委託が進めば、処方箋40枚当たり薬剤師1人の規制見直しも行うべきと提案した。
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