◆東京の小平市では、薬剤師会、学校薬剤師会が市内の小中学校において、薬物乱用防止や正しい薬の使い方などを分かりやすく指導する「お薬授業」を展開している。薬剤師だけが主役になるのでなく、学校の教職員と一体となっての授業は,生徒や家族にも好評だ
◆活動が活発化した背景には、薬剤師会会員の努力と共に、学校側の積極的な理解と協力もある。今年度の薬教育を検討・報告する会合が、先週開かれたが、市教育委員会の教育長をはじめ学校長、教諭、養護教諭らも数多く参加していたのが印象的
◆薬の適正使用をめぐるフリートークでは、ある中学校の保健体育教師から興味あるエピソードが語られた。「先日、医者から出されたタミフルと麻黄湯を一緒に飲んでいたが、胃が焼ける症状に危険を感じて薬を捨てた」という。ネットで調べても分からず、どこに相談したらいいか悩んだそうだ
◆薬教育をめぐる活動を通じて、学校関係者の認識も確実に変わってきた。保健体育の先生も、今後は「絶対に薬剤師に相談する」という。まだまだ本来の姿をアピールする仕事が数多いことを、薬剤師会員は改めて感じていたようだ。
「お薬授業」
2009年02月27日 (金)
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