◆福田康夫前首相は、参議院で野党が過半数の議席を持つねじれ国会に苦しみ、思うように政治を進めることができなかった。現在の麻生内閣も支持率低下に歯止めがかからず、このまま解散総選挙に突入すれば政権交代の可能性もある
◆民主、共産、社民、国民新の野党4党は2月23日の参院本会議で、中央社会保険医療協議会公益委員で薬価専門部会長でもある前田雅英氏(首都大学東京都市教養学部長)の任命を反対多数で否決、不同意とした
◆25日の中医協総会では支払、診療側から一連の件について「残念だ」との声が上がった。支払側委員の一人が、不同意の要因とされている検討会の進め方や会合への欠席回数の多さなどについて触れ、「中医協での発言や議事運営などを見ても偏りはなかったと思う」と擁護する場面もあった
◆政権の不安定さを受ける形で、医薬品庁の創設議論は塩漬け状態になっている。厚労省の検討会をはじめ、「革新的創薬のための官民対話」などは、政権が交代したらどうなるのか。この件が政権争いに大きく影響するとは考えにくいが、どの党が政権を担うにせよ、その舵取りには相応の責任が生じる。
政権が交代したら
2009年03月04日 (水)
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