
武田薬品代表取締役日本管掌の岩崎真人氏は、大阪市で開かれたインターフェックス大阪で講演し、同社のパーパス(存在意義)経営の取り組みを紹介した。事業戦略にESG(環境・社会・企業統治)の視点を採り入れ、患者や従業員の利益、地球環境の保護などを柱としたことを強調。「これらの取り組みを加速するためにデータとデジタルを活用している」と語った。
画期的治療薬の開発、従業員の働き方改革、環境負荷軽減などの取り組みのカギを握るのが、デジタル化の推進と位置づけている。同社は、約2年前にアマゾンウェブサービス、アクセンチュアと戦略的提携を締結。社内データの80%をクラウドに移行した。生産性などを向上させるため、データ分析のプロジェクトを進めている。
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