サワイグループホールディングスの末吉一彦社長は11日の2022年3月期決算説明会で、688億円の経常損失を計上した米国事業について、「事業環境は厳しいが収益環境の抜本的な再構築を図り、今期はコア、フル両営業利益の黒字化を目指す」と強調。今後は「独自の販売力を生かせるジェネリック医薬品(GE薬)、ブランドジェネリック、ブランド薬にフォーカスし、持続的で長期にわたる成長を推進していく」と語った。
具体的には、既存ブランド薬の販売促進や米国子会社アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)の知名度を活用した収益拡大や、製品コストダウンで売上高総利益率を改善し、市場競争力を向上させる。ニッチなGE薬を中心にラインナップを充実させ、提携によるパイプラインの強化を図る。
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