
上原氏
日本OTC医薬品協会は16日、「OTC医薬品産業グランドデザイン」を3年ぶりに改訂したと発表した。2015年に策定されたグランドデザインは、19年の改訂に続いて今回が2度目の改訂となる。新たに見直されたグランドデザインでは、注力する項目として、▽生活者の行動変容を支援する環境整備▽OTC医薬品が活用される環境整備▽デジタル活用でOTC医薬品がアジアに普及する環境整備▽環境保全の整備――の4点を挙げた。
今回、グランドデザインの改訂に至った背景には、セルフメディケーションを取り巻く環境が大きく変化していることがある。OTC薬協は、大きな流れとして「高齢化による医療費(社会保障費)の激増や医療の高度化を背景に、医療費の効率的・効果的使用が求められている」ことや、「新型コロナウイルスによる新しい生活様式への移行、制度や行政の変化、デジタル技術の活用などの変化が見られている」ことを指摘している。
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