厚生労働省は、サノフィの寒冷凝集素症(CAD)治療薬「エジャイモ点滴静注」(一般名:スチムリマブ)について、髄膜炎菌や肺炎球菌感染症のリスク上昇が懸念されるとして、投与前のワクチン接種や投与後の十分な観察などを求める通知を都道府県や日本血液学会など関係学会に発出した。
同剤は、国内で初めて自己免疫性溶血性貧血の一種であるCAD治療薬として6月に承認後、今月18日付で薬価基準に収載された。投与により、急激に重症化して死亡に至る恐れもある髄膜炎菌感染症、肺炎球菌感染症の発症リスクが懸念されているため、厚労省は通知で同剤投与の際に留意すべき点を示した。
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