国立精神・神経医療研究センターは、医療機器開発ベンチャーのジョリーグッドと帝人ファーマが共同開発したうつ病患者に対する仮想現実(VR)プログラムを活用し、認知行動療法(CBT)の特定臨床研究を実施すると発表した。VRを用いたCBTが臨床現場で使用可能かどうかを確認し、有効性と安全性を検討する。VRを活用したCBTを特定臨床研究として実施するのは日本初となる。
CBTは、認知の偏りを修正することでうつ病などの症状を改善する精神療法として知られている。しかし、実施者の時間的負荷が大きく、地域によってはCBTを実施できる医療従事者の確保が難しいなど、体制整備が課題となっている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。