日本製薬工業協会は15日、大阪市内で開いた理事会後の記者会見で、会員企業の責任役員や総括製造販売責任者を対象に、法令遵守の対応状況をアンケート調査したことを報告した。昨年8月に施行された改正医薬品医療機器等法で導入された責任役員については、全会員企業が経営陣の中に総括製造販売責任者、安全管理責任者、品質管理責任者の三役を置き、法令遵守対策を整えているとの回答を得た。
調査は品質委員会が中心に実施したもの。森和彦専務理事は「社内的にオーソライズできている、内部監査で対処できているなどのハイレベルな取り組みについては1~3割程度でできていないところが見受けられ、一部改善の余地があった」と説明した。調査結果については、近く製薬協ホームページで掲載する予定である。
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