薬剤師の偏在状況を調べた厚生労働省の調査で、全ての都道府県で医療需要に対する病院薬剤師数が充足していない状況が明らかになった。目標偏在指標1.0に対し、薬局薬剤師の全国ベースの偏在指標は1.08と目標を上回った一方、病院薬剤師は0.80と下回り、2036年の将来指標でも病院薬剤師は徳島県を除く都道府県で目標偏在指標を下回ると予測した。第8次医療計画作成指針で薬剤師確保が盛り込まれることを受け、都道府県に病院薬剤師確保に向けた施策が求められそうだ。
29日の「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」で病院・薬局薬剤師に関する薬剤師偏在指標が公表されたもの。調査は厚労省事業で実施した。
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