薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は25日、医療用アセトアミノフェン製剤について、重篤な腎障害患者など5集団を添付文書の「禁忌」の項目から外すことを了承した。具体的な添付文書改訂案については「曖昧な記載がある」などとして、厚生労働省が情報収集した上で、改めて改訂案を審議する。
解熱・鎮痛等を効能・効果とするアセトアミノフェン製剤は、禁忌として、▽消化性潰瘍▽重篤な血液異常▽重篤な肝障害▽重篤な腎障害▽重篤な心機能不全▽同剤の成分に対して過敏症の既往歴がある▽アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)またはその既往歴がある――に当たる患者を対象としている。
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