◆未病対策団体の代表を務める薬局薬剤師から健康相談の来局を促す新たな構想を聞いた。金融技術サービス企業の開発した指輪型ウェアラブル機器を利用する。バイタルデータ管理とクレジットタッチ決済の二つの機能を備えた機器で、同社のプラットフォームを活用する
◆利用者はマップ上で同団体認定の薬剤師を検索して薬局を訪問し、機器で収集した睡眠時間や心拍数をもとに薬剤師から健康的な生活のアドバイスを受け、ポイントを受け取る。電子マネーとして利用できるポイントで、対応した薬剤師にも付与される
◆構想では、健康保険組合など保険者と協力し、健康改善で支出を抑制できた医療費などをポイントの財源にする。団体の事業として2025年頃に始めたいという
◆専門・認定薬剤師の資格を取得しても市民からは見えづらく、知識を生かせる機会を増やしたいと考案した。冒頭の薬剤師は「薬局は多いと批判される。もっと活用してもらえる環境を作りたい」と語る。新たな構想の行方はどうなるのか注目したい。
健康相談を促す新構想
2023年10月13日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿