◆“島での生活”と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。無季言子は取材で伊豆大島に行くまで、青い海と広大な緑に囲まれながら日常的にサーフィンやダイビングを楽しみつつ、のんびり仕事をしている人たちが集まる場所だと思っていた
◆このイメージは半分正解、半分はただの偏見だった。豊かな自然に囲まれながらも人手不足に直面している現実。薬剤師も例外ではなく、東京都の薬剤師偏在指標1.28に対し、島しょ部は0.30と明らかに不足している
◆取材で訪れた薬局。多い日は処方箋枚数が300枚に達すると言うが、常勤薬剤師は4人。現場の薬剤師であれば多忙な業務を想像できるだろう。島で唯一の保険薬局としての責任やプレッシャーも大きい
◆離島だからこそ得られるやりがいもあるはずだ。島民とは近い距離で関わり、薬や健康相談について気軽に行える関係性を築きたい薬剤師には適性があるはず。都には離島で働く薬剤師が1人でも多く現れるよう実効性が高い薬剤師確保計画を作成してほしい。
離島における薬剤師の確保計画
2023年12月18日 (月)
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