アステラス製薬は4日、グローバル戦略品と位置付け、閉経に伴う中等度から重度の血管運動神経症状(ホットフラッシュ、VMS)に対する治療薬として開発しているフェゾリネタント(海外名「ベオーザ」)について日本で第III相試験を開始したと発表した。承認申請予定時期は開示していない。
同剤は欧米で承認済み。脳内物質のニューロキニンB(NKB)の結合をブロックして、脳の体温調節中枢のニューロン活動を緩和し、ホットフラッシュや寝汗の頻度と重症度を軽減するとされる。
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