◆ある薬局の経営者から「以前から薬剤師の人事評価制度に課題があると思っていた」と聞いた。入社年数や年功序列の評価になりがちだが、しっかりとした仕事をしている薬剤師に応える人事評価制度を構築したいという
◆薬剤師の何を、どの指標で評価するかが焦点になる。医療保険の範囲では、どれだけ調剤報酬を獲得したかが分かりやすい指標になるが、本質的には、患者の薬物療法にいかに貢献したかを評価すべきだろう。その指標設定は容易ではない
◆視線を保険外に向けると、OTC医薬品やサプリメントの提供、疾病の発症予防、健康支援など、薬剤師が力を発揮できる範囲は広い。そこでの働きを、地域住民とのつながりを含めてどのように評価するのか。これも簡単ではなさそうだ
◆薬剤師の適正な人事評価制度を追求することは、薬剤師が社会にどう貢献するかを深く考えることにつながる。両者は表裏一体で、切り離すことができない。適正な人事評価によって、薬剤師が取り組むべき業務の方向性も明確になる。
薬剤師の人事評価
2024年03月08日 (金)
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