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【日本薬学会第144年会】シンポジウムの概要 眼領域での薬学研究Update

2024年03月26日 (火)

オーガナイザー
 北谷和之(摂南大薬)
 森麻美(帝京大薬)

 ヒトは外界からの情報の8割以上を視覚から取得しているため、視機能の低下はQuality of Life(QOL)の著しい低下につながる。眼科領域では、この眼の見え方に重点を置いたQuality of Vision(QOV)という概念が一般的である。ただ見えるだけでなく、快適に見えること、すなわちQOVを低下させないことが、QOLの維持に非常に重要である。

 脂質は、生体に必須の栄養素で、細胞膜の基本構成要素であると共に、細胞内外の情報伝達においてメディエーターとしても働くなど、様々な役割を果たしているが、近年では眼疾患への関与も明らかになってきている。

 そこで本シンポジウムでは、QOVを低下させる代表的な疾患であるドライアイ、網膜色素変性、緑内障および白内障の病態解明と新規治療薬の創出および脂質サプリメントによる予防医学に関する最新の知見を紹介し、今後の課題や展望について議論したい。

 (森麻美



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