自民党の「日本の誇れる漢方を推進する議員連盟」会長を務める田村憲久元厚生労働相は1日、大阪市で開かれた日本東洋医学会学術総会で、市販品類似薬の自己負担引き上げなどの議論で毎回俎上に上がる医療用漢方製剤等の“保険外し”について「そんなことはさせない」と語気を強めて反対した。生薬原料の国産化や取引価格の問題にも言及し、「日本の漢方薬をどう守るかということを大きな視点で議論していかなければならない」との考えを示した。
この日のシンポジウムに登壇した田村氏は、医療用漢方製剤について、費用対効果も良く他薬剤の代替として活用できることや、癌の支持療法として使われ、様々な疾患に対応できる可能性があることを強調。
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