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新たに76件の死亡例‐武見厚労相、紅麹問題「極めて遺憾」

2024年07月03日 (水)

 武見敬三厚生労働相は6月28日、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害問題について記者会見し、新たに遺族から同社に死亡事例が170件報告されたことを明らかにした。同社が報告をしなかったことに対して「極めて遺憾」として、170件のうち製品を摂取していない事例、因果関係がなかった事例を除いた76件に関する医療機関への照会と分析については厚労省が詳細に指示を出し、進捗管理も行うとした。

 小林製薬は3月29日までに5件の死亡事例を報告しており、その後も死亡者数、入院・治療者数、医療機関受診者数など健康被害情報を厚労省に毎日報告することになっていたが、死亡者数の更新がなく、6月13日にも報告せず、翌14日に既に公表済みの事例のほかに調査中の事例があると報告。同27日朝、死亡に関する遺族からの相談が170件あると報告した。


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