富士フイルムホールディングス(HD)は、バイオCDMO事業への大型投資を行い、細胞培養槽を現在の約5倍の75万リットル強まで整備する計画だ。開発競争が激しい抗体薬物複合体(ADC)、バイスペシフィック抗体、細胞・遺伝子治療薬分野で増大する需要の取り込みを図る。同事業の売上高を2030年度には3倍以上の7000億円を目指す。
同社は、このほど公表した30年までの中期経営計画で、「バイオCDMOおよび半導体材料を中心」に今後3年間で総額1.9兆円を投資し、そのうちヘルスケア領域には1兆円(バイオCDMO投資額は非開示)を充てると発表した。
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