
武見敬三厚生労働相は23日に会見し、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害問題について同社の検証委員会が調査報告書を公表したことを踏まえ、「完全に自分勝手な解釈だった」と同社の対応を改めて批難した。一方、食品衛生法施行規則を改正して9月1日から、機能性表示食品に関する健康被害疑い情報の都道府県知事への報告を事業者に義務づける考えも明らかにした。
小林製薬は同日、外部有識者による検証委員会が作成した調査報告書と報告書に基づく対応方針を公表した。報告書では、今回の問題発生時に、行政報告を行うのは「因果関係が明確な場合に限る」との解釈基準を採用し、原因究明に注力し健康被害の発生・拡大防止を最優先に考えることができなかったと指摘した。
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