富士経済は、再生医療等製品の国内市場について2023年は前年より45.9%増の251億円だったと発表した。CAR-T細胞治療製品を使える施設の増加や新たな細胞シート、遺伝子用治療薬などの新規承認で治療対象が広がったことを市場拡大の理由に挙げた。今後は、iPS細胞由来の製品の登場も見込み、30年には23年の2.3倍の570億円まで市場が拡大すると予測した。
再生医療等製品のうちCAR-T細胞治療製品の23年市場は、84.2%増の175億円だった。
今後は、T細胞の性質改善によって、より長期間の治療効果が得られることや、新製品による多くの癌への対応、治療が可能な施設の増加により30年市場は350億円に倍増すると予測した。
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