
東京科学大学病院は、来年1月1日付で「移植医療部」を新設する。まずは心臓移植を対象に、800人以上いると言われる移植待機の改善に寄与したい考え。病院を挙げての薬剤部を含む院内チームと関東の関連病院との連携により、患者の術前から術後の社会復帰支援まで行う医療体制を整える。今後、移植施設としての認定申請を行い、2026年4月からの移植実施を予定している。まずは年12件程度の実施を目指す。
19日に都内で記者会見を行い、発表した。移植医療部部長には、国内外で200件弱の心臓移植手術の豊富な経験がある藤田知之心臓血管外科教授が就く(写真前列左)。藤田氏が国立循環器病研究センターから23年に移籍したことが「(同部)新設のドライビングフォースになった」と内田信一最高医療担当責任者は明かした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。