大塚製薬は、認知症の診断に当たり認知機能などをタブレット端末により3分程度で調べることができる神経心理検査用プログラム「ミレボ」の販売を始めた。日本初の認知症診療支援に用いるプログラム医療機器で、1日付で保険適用された。大塚は、昨年9月には抗精神病薬「レキサルティ錠・同OD錠」(一般名:ブレクスピプラゾール)でアルツハイマー病(AD)患者の「アジテーション(攻撃的行動および言動、非攻撃的行動の亢進、焦燥を伴う言動等)」の治療薬として承認を取得している。大塚は同機器を加えることで、認知症治療の負担軽減をさらに進める。
診療ガイドラインで推奨されている神経心理学的検査「MMSE」では約20分かかっていた。
同機器は、測定時間が約3分と短くて済む。タブレット端末の画面に表示される質問に沿って被検者が正解の箇所を見つめることにより、データを自動的にスコア化して検査を行う。
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